ユウレイちゃん新聞　

こんにちは、なまこのおやです。


レイバイシくんは電車に乗って修行へ出かけていきました。

それを見ていた、ザシキワラシちゃんとツキツキは、旅の目的もわからないまま帰ってしまいました。

ここはザシキワラシちゃんのお屋敷。



ザシキワラシちゃん『ズーっ。』

ツキツキ『ズッ。』

ザシキワラシちゃん『・・・・・・。』

ツキツキ『(あ～、気になるな～？)』

ザシキワラシちゃん『何が？』

ツキツキ『(ザシキワラシちゃんは気にならないの～？意外と冷たいんだ～。)』

ザシキワラシちゃん『だから、何が・・・・・？』

ツキツキ『(何がって・・・・レイバイシくんの事。)』

ザシキワラシちゃん『あーっ、心配することないよ・・・・。』

ツキツキ『(・・・・・心配することないって？・・・・。ザシキワラシちゃん何か知ってるの？)』

ザシキワラシちゃん『・・・・・知らない・・・・。でも大丈夫よ。』

ツキツキ『・・・・。』



ユウレイちゃん『・・・・なんか・・・・平和・・・・。』

オンネンちゃん『ホントなんでだろう・・・・？』

ハイゴレイちゃん『フッフッフッ・・・。ユウレイちゃんもオンネンちゃんも知らないの～。

この町が平和になった理由～。それはね～。』

ユウレイちゃん『・・・・何・・・？ハイゴレイちゃん知ってるっていうの？』

ハイゴレイちゃん『知ってるよ～。知りたい～？』

オンネンちゃん『別に・・・。』

ユウレイちゃん『どっちでも～。』

ハイゴレイちゃん『そんなに知りたいなら教えてあげる～。あのねレイバイシくんが・・・・・。』

ユウレイちゃん『あっ。』

ガンッ。

ハイゴレイちゃん『痛～い、何～これ～電柱～？』

オンネンちゃん『・・・・・・ぶつかったよ・・・・・。』

ユウレイちゃん『ハイゴレイちゃん、幽霊なのに・・・・？』

ハイゴレイちゃん『ほんとに痛～い。』

オンネンちゃん『!!!ユウレイちゃん、ほらっあそこ・・・。』

ユウレイちゃん『・・・・・・レイバイシくんの仕業だ・・・・・。』

ハイゴレイちゃん『何々？どうしたの～？』

オンネンちゃん『ハイゴレイちゃん、あそこ。お札が張ってある・・・・・。』

ユウレイちゃん『そのお札の力で、ハイゴレイちゃんが当たるはずのない電柱に当たった・・・・・。』

ハイゴレイちゃん『何でよ～。』

オンネンちゃん『レイバイシくんもなかなかやるわね・・・。』

つづく