4月11日付発行ユウレイちゃん新聞
こんにちは、なまこのおやです。
昨日シュゴレイちゃんのお話がなまこのこに止められまして、途中です。
では、続きを・・・・・。
ユウレイちゃん『そしたら?』
シュゴレイちゃん『そうしましたら、その方は、定食屋さんに入られまして、焼き魚定食をご注文になりました。』
ユウレイちゃん『それでー?』
シュゴレイちゃん『その焼き魚は炭火で焼かれていまして、大変おいしそうに食されていました。』
ユウレイちゃん『それでー?』
シュゴレイちゃん『その方は焼き魚定食を残さずに食されてごちそうさまとおっしゃいました。』
ユウレイちゃん『それでー?』
シュゴレイちゃん『お支払いを済まされ、家路におつきになりました。』
ユウレイちゃん『それでー?』
シュゴレイちゃん『ご自宅に帰られて、お風呂を済ませて床に就いたのです。ねぇ、ワタクシ、やりましたわ。』
ユウレイちゃん『何をー?』
シュゴレイちゃん『ユウレイちゃん、ワタクシのお話をちゃんと聞いてくれてました?』
ユウレイちゃん『たぶん、聞いてた・・・・。』
シュゴレイちゃん『ですから、ワタクシは、自殺しようとしていた人に生きる力を与えたのですわ。人助けをしたのですわ。』
ユウレイちゃん『あのね、シュゴレイちゃん。確認するけど、その人、何て言ってたんだって?』
シュゴレイちゃん『ですから、疲れた・・・・○○たいと・・・・。』
ユウレイちゃん『だから○○たいでしょ?それを何で自殺と思う・・・?』
シュゴレイちゃん『だって、がっくり肩を落として、元気なさげに下を向いて歩いてらしたので・・・・。』
ユウレイちゃん『その人ね・・・・たぶん・・・・。』
シュゴレイちゃん『たぶん・・・・なんですの?』
ユウレイちゃん『眠たいっていったんだよ。』
シュゴレイちゃん『えっ・・・・?眠たい・・・・?』
ユウレイちゃん『そう、眠たい・・・・。だからね、寝たの。シュゴレイちゃんのお話は、関係ないの・・・・。』
シュゴレイちゃん『そんな・・・・あんまりですわ・・・・。』
ユウレイちゃん『だいたい、シュゴレイちゃんは見えないし、シュゴレイちゃんの声は人間には聞こえないの。わかった。じゃあね。』
シュゴレイちゃん『・・・・・。そんなことはございませんわ。今回はユウレイちゃんの言うとおりだったかも知れませんが、絶対にワタクシにも人助けが出来ますわ。そうです。昔から言葉には魂が宿るというではありませんか。言霊ですわ。発した言葉には力が宿っているはずですわ。ワタクシ、あきらめませんわ。人々をきっと幸せにしてみせますわー。』
・・・・・。
なまこのこ『だから、長いって。』
なまこのおや『・・・・・。書いた言葉にもきっと力がー。』
なまこのこ『はいはい・・・・。』
つづく